一級建築士を独学で初年に取得するまで。

一級建築士を独学で初年に取得するまで。

はじめに

2018年12月、一級建築士の資格の合格通知が届き晴れて一級建築士になることができたので、その勉強や意識の過程を残しておこうと思います。

完全に独学で初年度合格できたのは運も味方していたと思います。

(文章を淡々と書いているので、少々長くなります。)

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独学でやってみるにあたり

“独学”という言葉に対しての考え方は人によって異なると思います。独学に不安を感じる人や挑戦したくなる人、そもそも選択肢にない人、それぞれです。

私の場合は、

・ストレスなくマイペースに進められる独学の方が好きだということ
・少数派であるという好奇心

からの独学という選択でした。

資格校からの勧誘

建築の仕事に携わっていると資格校の方からの勧誘が頻繁にあり、一度会って話をしてみたこともあります。

その時に言われて印象に残っているのが、自分は独学の方が自分に向いていると伝えた時に「某スーパーゼネコンの人でも独学では受からないよ」と言われたことです。

その時にやっぱり資格校という職業として接されているのだと思いました(決して揶揄しているわけではないです。それも仕事ですから当然です。)。

これに対して私も天邪鬼ですから、それが自分が独学で合格できない根拠には全くなり得ないと思ったのでした。

それにそんな困難である評価が世間的にあるのであれば、独学で受かった方が嬉しさは大きいであろうというモチベーションの向上に繋がりました。

そう考えると資格校の方が言ってくれた言葉は意図せず自分の背中を押し続けるものになってくれました。

周囲の反応

勉強を始めると、職場の人や友人なども勉強していますから当然自分が独学でやっていることに対して「すごいね」という言葉を投げかけてくるわけです。

それらは一辺倒な反応なのであまり正面から向き合わず、というのも正面で向き合うと「個人vs集団(資格校)」という構図になり不安を招き兼ねないので、自分の道を逸れない意志を確立する試練だと思えばいいのです。

その反応も学科に受かり、製図の勉強も独学で始める時にはもっと大げさになりますので要注意です。私もやっぱり独学で製図は難しいかなと何度も思わされました。近くに独学仲間がいると心強いのだろうとは思います。

なぜ独学か

独学を明確に人に勧められ、人を後押しできる理由があればいいのですが、これに対して真っ当な答えは持ってはいないです。

ただ楽観的に

・独学の方がお金が掛からない
・達成感が高い

と思ったからです。自分のバランスシートに負債を増やしたくないというのは大きかったです。

独学か資格校に通うかは人それぞれ

この記事は独学者の目線で書いていますが、独学が正しいとは決して思わないです。とりあえずの目的は資格取得ですから、そこに向かって計画を立てやすい方を選択すればいいだけです。

資格校は講師がいることが途轍もないメリットです。それに仕事や生活の環境にも依ります。自宅以外の勉強環境が整備されているのは素直に羨ましかったです。

その分、独学の場合は全て自分でコーディネートする必要があります。欲や余念も受け入れながらやっていかなければなりません。

私の場合は建築の本や小説を読むのが好きなので勉強と並行して、時に勉強をそっちのけにしながらやっていました。

瀬戸際での合格

学科の勉強は苦手分野を作らないためにも「計画・環境・法規・構造・施工」を満遍なくしていました。資格の勉強で大切なのは過去問を解くことなので、過去問を中心に勉強していました。

過去問では合格点に達することもたまにありましたので、気持ちがめげることはありませんでしたが、決して驕ってはいけないことは肝に命じていました。本番は何が起こるか分からないという気持ちは大切です。

そして当日を迎えると、自身を持った回答ができず、勘で解くようなこともしばしばでした。自己採点をすると施工が丁度基準点で、総点も場合によっては不合格になるという瀬戸際のラインでした。

その後、結果発表で合格点+2点であったことが分かり胸をなでおろしました。

また学科の発表の前に製図の勉強は初めていなければなりませんので、常に前を見ているしかないのです。

製図の勉強は大変でした。自分の回答の評価を自分ですることになります。そのためには評価の視点を採点者のように養わなければなりません。

これがなかなか過酷で、正解に向かっているのかが不明瞭であるのは危険でもあります。

製図試験本番を迎え、出題の意図も読めているのかも微妙なまま、とりあえず丁寧に書き終えることだけを意識していました。

製図など集中している時に「ゾーン」に入ってしまうことが時たまあると思うのですが、試験本番にはゾーンに入った自分を客観視できていながらも体が抜け出せないという状況に見舞われてしまいました。

それは集中力が持続するのですが、視野が狭くなっている危機的状況です。あるいは、後ろを顧みず突っ走っている状況とも言えます。

結局そのまま試験が終了し、これも勉強の時と同様、正解に近いのか不明瞭なままでした。ですがなんとか製図も合格し、晴れて一級建築士の資格を取得できたわけです。

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おわりに

ひとしきり書いてみて、なかなかに他人にとって参考にならない過程であるなと思います。ただ自分の力で乗り越えてきた苦労は必ず次の一歩を軽くしてくれるものです。

これで未来の切符を手に入れたわけでもありません。今の世は切符ではなくてICカードにチャージですから、行き先はいかようにも決められます。

なので資格取得により、その選択肢が増えたことは嬉しいです。この記事が資格勉強する人の小休止にでもなれば光栄です。

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