難易度の高い敷地を活かしたリゾートの配棟計画とラグーンプール|Le Meridien Bali Jimbaran

ホテル

はじめに「空港からの苦戦したアクセス」

バリにあるLe Meridien Bali Jimbaranに行ってきました。マリオット系列のホテルになります。

ホテルのあるジンバランは西海岸に面したエリアで、下記のような特徴があります。

ジンバラン(Jimbaran)の特徴
・空港から車で約10分のアクセス
・波が穏やかなジンバラン湾がある
・ローカルの漁村が残っており、海鮮も有名

ホテルへは空港から向かいました。

東南アジアのタクシーと言えばGrabですが、バリのGrabには相当疲弊させられました。

Grabラウンジというところに行く必要があるのですが、ある分岐点で間違えるとタクシーの客引きの巣窟に迷い込むことになります。

分岐点を間違えた先

そこに行くと最後、Grabラウンジを教えてと言っても教えてくれることはありません。近くのお店の人もグルなので教えてくれませんでした。

流石におかしいので分岐点まで戻って、なんとかGrabラウンジを発見できました。

タクシーに乗れるまででとても疲れました。

そんな格闘を経て、今回宿泊するホテル、Le Meridien Bali Jimbaranに到着しました。

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バギー送迎でチェックインロビーへ

ホテルに到着するとまずセキュリティゲートがあり、その先に車寄せがありました。

セキュリティゲート

車寄せで降りるとコンシェルジュがおり、そこで荷物を預け、自分たちはバギーでロビーまで送迎してくれるということでした。

車寄せ(夜)

車寄せとコンシェルジュ

バギーでスロープを上がっていき、30秒ほどでロビーの車寄せに付きました。

ロビーの車寄せ

このクラスのホテルで、バギー送迎でロビーへ向かうのは珍しい気がします。

ロビーはややオープンエアの空間になっており、フロントカウンターにてチェックインを行いました。

オープンエアーのロビー(夜)

オープンエアーのロビー(昼)

ロビー(上階より撮影)

リゾートビューのスイート客室

今回は客室のアップグレードをしていただき、「Aqua Studio Suite(82㎡)」に宿泊しました。

Aqua Studio Suite(82㎡)

ロビーからは屋外廊下を通ってアクセスするのですが、結構長いです。

それに対しての飽きさせないための中庭や廊下の作りが良かったです。

中庭を作り採光をとっている

廊下を飽きさせない工夫

部屋に入ると、雁行した廊下があり、奥にベッドルームがありました。細長い形状の客室です。

ベッドルーム

部屋の奥に大きな窓があるのですが、その隣に45度角度のついた壁面も窓となっています。

そのため2面の開口により、外の景色もより感じられるようになっていました。

開放感を与える2面の窓

ベッドの対面にはミニバーとテレビ、デスクを一体化したものがあり、その周りにはかなりゆとりがありました。少し持て余しているとも言えます。

テレビ壁面の裏

バスルームは中央に浴槽があり、手前に洗面、奥にシャワーという配置でした。

バスルーム

洗面

トイレは廊下側にありました。

トイレ

ベッドルームから廊下を見た時に正面がトイレなのは少し気になりました。

奥にトイレが見える

内装はシンプルですが、テラスはリゾートを感じられて気持ちの良い場所でしたので、テラスで過ごす時間が好きでした。

リゾート感の強いテラス

テラスにて感じる夜の雰囲気

プールバーの上には水盤が張られ、そこから滝のように水が落ちてきます。

その音がリゾート感をより強めてくれていました。

プールバー上部の水盤

ラグーンプールと秀逸な配棟計画

このホテルは海に近いですが、海には面していません。

そして建物に囲われているため、良い眺めが得にくい敷地です。

そのため中庭のラグーンプールを囲うように客室が配置され、見合いになりそうなところを上手くヤシの木などを緩衝帯を設けることにより、楽しげなリゾートの雰囲気を外に感じられるという、弱点を上手く活かしてできたホテルだと感じました。

植栽による視線の緩衝帯

プールと植栽のバランスが良い

楽しげなリゾートの雰囲気

※ちなみにラグーンプールは1,300㎡もあります。

とことん作られたラグーンプール

そのような敷地なので、ラグジュアリーホテルを作るのには難しいですが、それでも最大限の可能性を作り出せているホテルだと思います。

ユニークな建物配置

プールバーも魅力的

スタンダートのホテル棟、スイート棟、そして屋上にヴィラやチャペルを作るという、色々と詰め込んではいるものの、実際、様々な空間が展開されているのは体験する面白みが倍増してよかったです。

様々な空間が展開されるリゾート内

屋上のチャペル

フレッシュドリンクも置かれたジム

ロビーから階段で1層下ったところにジムがあります。

ラグーンプール側に向いてはいますが、決して眺めが良い場所ではありません。

ジムの内観

ですが、器具は満遍なく揃っています。ヨガスペースもあります。

ヨガスペース

そして、ドリンクとしてお手製のジンジャードリンクも置かれていました。

そのさっぱりとした味は、トレーニングとの相性が良かったです。

ジンジャードリンク

ラグジュアリーホテルではありませんが、このようなサービスが一つあるだけで、ジムの満足度は変わってくるものだと思っています。

明るく賑わうオールデイダイニング

朝食のオールデイダイニングは、ロビーから一番離れた場所にあります。

オールデイダイニング(1F)

一応は別棟になっているので、一度屋根なしの場所を経由して行く必要がり、雨が降った際は傘を使う必要がありました。

別棟の朝食会場へ向かう

席は屋内とテラスを選べますが、外は暑かったので屋内にしました。

ですが、朝の時間帯は屋内でも日が指してくるので窓際は結構暑かったです。

朝食の様子

朝食はビュッフェ形式で、席数も料理も充実していました。

ビュッフェカウンターの様子

内装は賑やかな感じで、リゾートの雰囲気が伝わってくる、居心地の良い空間でした。

オーシャンビューのルーフトップバー

オールデイダイニングのある建物の最上階にルーフトップバーがあり、ここからは海も望むことができます。

目の前に建物もあるので、雄大なオーシャンビューという感じではありませんが、ちょっとした開放感を味わうのには適した場所です。

驚いたのは、目の前の建物から凄まじい煙が上がっていたことです。

建物から上がる煙

スタッフさんに聞いてみると、魚を焼いている煙なのだそうです。

このホテルのあるジンバランは、海鮮系のお店が多いエリアなのです。

ビーチには海鮮を食べにくる観光客が多い

屋上には水盤が張られていたりしており、建築的に工夫はしていましたが、どうしても周囲の景色とのギャップが強く、立地は大事だとつくづく感じました。

水盤の張られた屋上

おわりに「事件はありつつも」

以上、Le Meridien Bali Jimbaranの紹介でした。

比較的リーズナブルなホテルではありますが、満足度は高かったです。

そして建築的な視点ですが、敷地に対する建築の解答が面白く、参考になる部分が多かったです。

特に内側のラグーンプールの雰囲気の作り方は上手かったですし、屋上にヴィラを作り、周囲の景色をシャットアウトすることで本当に地上を歩いているかのような体験を作るのも上手かったです。

実はホテル滞在中に大小様々な事件はあったのですが、建築的に勉強になったので泊まってよかったと思いました。

Le Meridien Bali Jimbaran 建物情報
所在地:Jl. Bukit Permai, Jimbaran, Kec. Kuta Sel., Kabupaten Badung, Bali 80361, Indonesia
敷地面積:約1.5ha
設計:Studio TonTon (←インドネシアの事務所)
インテリア:FBEye (←シンガポールの事務所)
客室数:118室
イベント・会議室:8室(計1,357㎡)
開業:2013年
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