はじめに「ベトナム仏教の起源、Yen Tuに宿泊」
Legacy Yen Tu – MGalleryに宿泊してきました。MGalleryはアコーグループのアップスケールに当たるホテルです。

アコーグループのポートフォリオ【参照】https://group.accor.com/-/media/Corporate/Group/PDF-for-pages/Brand-book/Accor-Bands-And-Services-July-2020-def.pdf
ホテルのある「Yen Tu」という地域は、12世紀後に発足したベトナム仏教の起源となる場所です。
そして山奥にあるホテルなので、雄大な自然を味わいながら泊まることができ、非常におすすめの場所です。
ハノイのオペラハウスで待合せ
ホテルはハノイから車で東に3時間ほどの距離にあります。
どのようにアクセスしようか迷い、ホテルに問い合わせたところ、専用タクシーか、乗合リムジンを用意できるということでした。
安い方がいいので、乗合のリムジンにしたいと言うと、迎えに行くから待合せ場所を教えて欲しいと言われました。
ハノイの中心地であれば割とどこでもいいらしく、オペラハウス前を待合せ場所とさせてもらいました。

オペラハウス前
高速道路を使い、農村を抜け、途中休憩を挟み、やっとのことでホテルに到着しました。
- 高速道路
- ホテルに近づくにつれ山に入っていく
ウェルカム梅ドリンクでチェックイン

ウェルカムドリンクの梅ジュース
ホテルに着いたのが14時でしたが、スムーズにチェックインさせてもらえました。
ウェルカムドリンクとして梅ジュースを用意してくれ、とても嬉しかったです。
そして、スタッフさんの制服からはこだわりを感じられ、早くも期待感が上がってきました。

スタッフさんのカラフルな制服(写真奥)
そして何より、ロビーが木造の古き良き雰囲気を醸し出しており、圧倒的な存在感でした。

ロビーの内観
現代的な洗練された建物ではなく、昔にタイムスリップしたような味わいや温かみのある建物でした。
都会では味わえないこういう空間を味わいたかったので、早くも来て良かったと思ったのでした。
自然素材の世界観で統一された客室
客室まではポーターが荷物を運んでくれました。
向かう途中に大きなホワイエがあったり、中庭のある半屋外廊下を通ったりして、その空間ひとつひとつが自然素材で作られていて素晴らしかったです。

ホワイエの内観

客室フロアの廊下
今回宿泊した部屋は、ヴィレッジビューのデラックスルームというタイプで広さは49㎡、1泊約28,000円(朝食付き)でした。
DELUXE ROOM, 1 King Size Bed, Village View
客室に入るとなんと、照明は付いているのですがほの暗い空間でした。

客室内の廊下
両開きの扉を開け寝室に入ると、そこも暗いのです。

扉が閉まっていて暗い寝室
よく見ると窓の前に大きな両開き扉が3枚もあり、それらを開けるとようやく外の明るい光が入ってきました。面白い仕掛けです。

扉を開け、明るくなった寝室
部屋にはテラスも付いており、周囲には雄大な山の風景が望めました。とても素晴らしいロケーションでした。

テラスから見た周囲の風景
ようやく部屋の全貌が分かったところで、写真撮影タイムです。
寝室の天井は勾配屋根で高いところで6mくらいはあり、壁の上には棚が設けられており、そこには壺が並べられていました。
その壺らへんからゆらゆらと揺れた光が出てきていたのですが、よく見ると壺の中に照明を仕込んでいるのです。面白い仕掛けです。

壺から照明が光る
そして、壁にはよくあるクロスや塗装が一切使われていないのです。藁かと思いましたが、実はこれは米袋なのです。

壁に貼られた米袋
そのほか、ベッドボードにはオレンジ色の黄麻布が使われていたり、水栓やドアノブが銅だったり、ドアを閉めるのがかんぬきだったり、一つ一つが自然素材でデザインされています。
- 黄麻布
- 水栓
- かんぬき
- 家具
この客室はトラン王朝を呼び起こす要素でデザインしたらしく、トラン王朝そのものはよく知りませんが、それでも時代を遡った気分になれるというのは間違いないです。
そこには現代からの休息、そして空間に触れる時間を大切にするためにテレビも置いていないのです。
徹底した作り込みに感激しました。デザインしたのはリゾートホテルの設計の第一人者、ビル・ベンスリーです。さすがだなと思いました。
水廻りやクローゼットも同じ世界観でまとめられており良かったです。
- 洗面所
- 洗面所の奥にシャワー
- クローゼット
- 避難経路図
配棟計画、ランドスケープ、外観、それぞれの秀逸なデザイン
建物は分棟配置になっており、寺社建築のようで昔からそこにあった施設をリノベーションしてホテルにしたのだろうと思いました。
しかし2018年に完成した建物と知って驚きを隠せませんでした。しばらく経った今でも本当はリノベーションなのでは、と疑っているくらいです。

客室正面からの外観
古く見えるのは、古くからの技術を使って、かつその地場の素材を使って作られているからなのです。
建物はこの地域の遺産や精神にインスピレーションを受けて作られています。そしてコンセプトは修道院です。それは非常に腑に落ちました。
外装に面白い素材が使われていたので写真を撮りました。
米の殻を使っているのです。そのデザインセンスに脱帽しました。ここまでこだわっていると、見ていて気持ちが良いものです。
- 米の殻を使った外装
- 米の殻の外装による温かみのある空間
ランドスケープも秀逸です。宿泊棟からレストラン棟や広場に向かう途中に中庭があります。

中庭
建物の配置計画と高低差、植栽配置が絶妙で、思わず足を止めてしまいました。
なかなかこの空間は作れないだろうと思いました。とにかくセンスがずば抜けています。
他のランドスケープの写真も載せたいと思います。
雄大な自然に囲まれ乗馬体験
1000ドン(約600円)で乗馬体験ができるということでやってみました。
ホテルの前にある山に囲われた大きな広場を散歩します。
馬はどこか疲れているように見えて申し訳なかったですが、ベトナムで馬に乗るという貴重な体験ができ良かったです。

昼寝をしている馬
その時に、ホテルの奥にまた別の建物があり、長い通路で繋がっていることに気がつきました。

ホテルから続いている道
気になって行ってみると、住民のための集会所のようになっていて、いる人の雰囲気がガラッと変わっていました。
- 集会所のような建物
- 集会所からホテル側を見た様子
心も身体も癒される極上のスパ
今回の宿泊ではスパを受けて見ることにしました。
16時から予約しており、行くとスパ専用のレセプションがありました。

スパのレセプション
入口で靴を脱ぎソファ席に通されると、ウェルカムドリンクの冷たい生姜ジュースとおしぼりと一緒に、記入用紙を渡されました。体調や肌の質、アレルギーなど記入しました。
- ウェルカムドリンク
- ソファ席
一息着くと、階段で下の階に案内されました。
そして大きな更衣室に到着しました。ここで専用着に着替え、サウナとジャグジーに入るように言われました。
- 更衣室(奥にシャワー)
- 更衣室(奥に廊下)
完全貸切だったので、色々と写真を撮らせてもらいました。
サウナはドライとスチームの二つがありました。

ドライサウナ

スチームサウナ
サウナに入り、シャワーで汗を流し、ジャグジーに浸るのを2セット行い、更衣室のシャワーを最後に浴び、新しい館内着に着替えてスパ室の方へ向かいました。
- 手前に更衣室、奥に大浴場
- ジャグジー
- 大浴場の飾り棚
- 休憩スペース
- 左にドライサウナ、奥にスチームサウナ
- 洗面台
- シャワー
- スチームサウナ側の天井
- 館内着
30分で来るように言われていたのですが、写真も撮りたいしちゃんと体験もしたいし、忙しい忙しいと呟きながら過ごしていました。
途中ホワイエに出て、スパ室までは中庭から光が差し込む廊下を歩いて向かいました。
- 更衣室から出たところにある8ホワイエ
- スパ室への廊下
部屋は客室と似た雰囲気でした。
- スパ室(奥にバスルーム)
- 出入口側を見た様子
窓の外は池になっていて、外から見られることのないプライベートな空間でした。

スパ棟の前の池
まずはフルーツ盛合せを頂きました。フレッシュなオレンジジュースやチョコレートもあり、サウナ後の体に染み渡りました。
全ては食べきれないので、残りは施術後にいただきます。

フルーツ盛合せ・ジュース・チョコレート
そしてスタッフさんが来て、ベッドにうつ伏せになるように言われ、「ゴーン」という鐘の音と共にお待ちかねのスパが始まりました。
今回受けたのはオイルマッサージです。
体が凝っている気がしたので強めのマッサージをリクエストしました。指の先まで全身くまなくやっていただき、老廃物が押し出されている感覚が強かったです。
そしてマッサージの後は窓際のハーバルバスに入りました。ハーバルバスはハーブが浮いたお風呂で、そこで香りと共に体を癒すものです。

ハーバルバス
その後、脱力し切った体に再度のフルーツタイムで、満足度は100点でした。
せっかくなので終わった後に他の部屋も見せてもらいました。スパルームはシングルルームが4つ、ダブルルームが2つの計6室ということでした。
- シングルルーム
- ハーバルバス
レセプションの階にはフットマッサージ用の部屋もありました。

フットマッサージ室
ロビーに戻ってくると暖かいお茶をいただけ、スパはどうでしたか、とスタッフさんから聞かれ、色々と会話をしました。
非常に充実したスパタイムでした。
賑わいのあるレストラン
朝と夜にホテルのレストランを使いました。子連れも多く賑やかで、ファミリーレストランといった雰囲気でした。

朝のレストランの雰囲気

夜のレストランの雰囲気
夜はベトナム料理をいただき、ハノイビールを飲み、ベトナム気分を味わいました。

夜に食べたベトナム料理
朝はビュッフェ形式で、メニューが非常に豊富でした。食べていると外は突然豪雨になりましたが、それも味わいがあって優雅な朝食の時間でした。
- 朝食のビュッフェ
- フルーツも充実したビュッフェ
- 突然の豪雨
入りたくなるプール、運動したくなるフィットネス
ホテルには屋外プールがあります。プールまでの道は特別感が演出され、そこを通るだけで高揚感が高まりました。
- プールまでの道
- プール側から見た道
プールは感覚的にですが25m×25mくらいの大きさで、プールに入っているとどこを見ても山が見え、自然を堪能できる気持ちの良いプールでした。

大きなプール
近くには子供用のプールも別であり、こもり感があって良かったです。

子供用プール
プールの横にはフィットネスもあります。トレーニング器具も豊富でした。

器具の豊富なフィットネス
窓の前にトレッドミルが置かれていて、やっぱり外を見ながら走れる位置が一番気持ちいいだろうとつくづく思いました。

窓際に置かれたトレッドミル
スタッフさんがいない無人の部屋で、水はウォーターサーバーと紙コップが置かれていました。

ウォーターサーバーと紙コップ
フィットネスのある建物の2階はヨガ室になっていましたが、鍵が閉まっていて中は見られませんでした。

2階にあるヨガ室
おわりに「送迎に来てくれたスタッフさんと」
ハノイから3時間もかかる位置にあるだけあり、自然環境が作り出すロケーションは素晴らしいものでした。
山を味わうリゾートホテル、という自然の素晴らしさだけでなく、修道院をイメージした自然素材で作られた建築も大変見応えがありました。
チェックアウトをしてリムジンバスに乗るときに、スパで親切にしてくれたスタッフさんが見送りに来てくれ、一緒に写真を撮りました。
わざわざ来てくれるだけですごく嬉しい気分になれますし、また来たいなと強く思いました。
Legacy Yen Tu – MGallery | |
Location | Commune, Thượng Yên Công, Uông Bí, Quảng Ninh 200000, Vietnam |
Rooms | 133 |
Completed | 2018 |
HP | https://www.legacyyentu.com |