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建築が繋ぎ、運ぶ場所の記憶「エストニア国立博物館(Estonian National Museum)」

はじめに「エストニアへ行く決意」 エストニア国立博物館は1909年に設立されましたが、第二次世界大戦の時期に損傷を受けていたことなどから、2005年に新博物館としてコンペにかけられ2016年に開館しました。国立の美術館が新しく作られることは多々あるようですが、博物館が新しく作られるというのは稀なようです。 そして当時無名に近い日本人建築家らがコンペに勝利したということで話題になりました。その人たち...
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宿泊して体験するコルビュジェ建築「ユニテ・ダビタシオン(Unite d’Habitation)」①

はじめに 近代建築の巨匠、ル・コルビュジェが設計したユニテ・ダビタシオンは世界遺産となっています。 集合住宅の中にはレストランやオフィス 、保育園やホテルも含まれていて、その建物自体が一つの都市のようになっています。 貴重な機会でしたので、ユニテダビタシオン内のホテルに泊まってきました。それでは紹介していきたいと思います。 意外なボリューム感 敷地はマルセイユの中心市街の南側にあり、最寄り駅のRo...
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自然と建築の境界と向き合う「ロンシャンの礼拝堂(Notre Dame du Haut)」②

自然と建築の境界と向き合う「ロンシャンの礼拝堂(Notre Dame du Haut)」①の続きです。 境界を作るステップ この礼拝堂内部の床は祭壇正面に向かってなだらかに勾配が付いています。それを一番奥から見てみると、祭壇やベンチのところはステップが作られていることが分かります。 ステップは心身の切り替えに有効です。祭壇のところはそのボーダーが聖域を作り、ベンチのところは礼拝者の結界を作るようで...
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自然と建築の境界と向き合う「ロンシャンの礼拝堂(Notre Dame du Haut)」①

はじめに「氷点下のロンシャンへ」 「ロンシャン」という単語は建築に携わる者として何度も耳にしていましたが、それが地名ということを初めて知りました。 フランス国内でコルビュジェ建築はパリに多いですが、それ以外はパリから離れたところにあるため、色々回ろうとなると日数が必要です。 ロンシャンの礼拝堂はフランスの東側にあり、今回はスイスのバーゼルよりアクセスしました。パリから行くよりバーゼルから行くほうが...
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近代建築の五原則を肌で感じる「サヴォア邸(Villa Savoye)」②

近代建築の五原則を肌で感じる「サヴォア邸(Villa Savoye)」①の続きです。 ディテールの豊富な各居室 浴室 各居室には水平窓やトップライトが設けられていて、光が全体に届くようになっています。特に浴室の上から差し込む光が演出的で、思わず長風呂してしまいそうだなと感じました。 リビング リビングは中庭への大開口があり、シームレスな一体感があります。天井を見ると照明が間接照明になっていて、コル...
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近代建築の五原則を肌で感じる「サヴォア邸(Villa Savoye)」①

はじめに「コルビュジェ建築との対面」 サヴォア邸は近代建築の巨匠とされるル・コルビュジェが設計したサヴォア家の週末住宅です。建築に携わる者は必ずや勉強するであろうコルビュジェの建物と建築論ですが、今でこそその素晴らしさは分かるものの、初学者がいきなりコルビュジェの素晴らしさを説かれても分かりにくいのではないかと思っています。 体系づけて考え、そして近代建築に限らず様々な建築体験をしていった蓄積が建...
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南仏の街マルセイユで見る現代建築4つ《フランス旅》

はじめに「初めてマルセイユという街を体験」 フランスの街マルセイユには、近代建築の巨匠であるル・コルビュジェの設計した、ユニテ・ダビタシオンを見ることを第一の目的にして行きました。 せっかくなのでほかの建物も見てみようと調べてみると、意外にも現代建築も結構ありました。 もちろん歴史のあるカテドラルや街並みを見ることも楽しいですが、その文脈の中で立つ現代建築を見ることも楽しいです。 それではマルセイ...
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Gaudi buildings in Barcelona

はじめに スペインの都市バルセロナにあるガウディの設計した建物を紹介します。装飾を掛け合わせた有機的な建物の中では細部にわたるデザインを見ることができます。 装飾的なものは、その場で実際に感じられるものが全てです。ただ、細部にわたるデザインの面白さは見逃しと発見にもあると思います。 その時に感じられるものを作り出すのが、装飾と言えるかもしれません。あるいは、エネルギーが凝縮されたものでもあるかもし...
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【現代建築】バルセロナの有名建築8選

はじめに「バルセロナの建築といえば」 スペインのバルセロナに行ってきました。 バルセロナと言えばサグラダ・ファミリアをはじめとする、アントニ・ガウディ(1852-1926)の作品がたくさん見られる場所です。 今回はそんなガウディ建築の後に街に出現してきた現代建築を紹介したいと思います。 トーレス・ポルタ・フィラ(Torres Porta Fira) トーレス・ポルタ・フィラは日本の建築家、伊東豊雄...
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宿泊して体験する建築「ナインアワーズ in 東京」

はじめに「平田晃久さんの設計した9h(ナインアワーズ)」 ナインアワーズは都市型のカプセルホテルとして、東京には西新宿、神田、竹橋、赤坂、浅草、蒲田にあります。 その内、竹橋、赤坂、浅草を建築家・平田晃久さんが設計をしました。 平田さんが提唱する「からまりしろ」のある建物を生で体験しようと思い、それら全てに宿泊してきました。なのでそれらの比較を踏まえながら、建築視点かつ利用者視点で紹介します。 ナ...
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