はじめに「リッツカールトンリザーブ」

バリのウブドにあるホテル、Mandapa, a Ritz-Carlton Reserveに宿泊してきました。
リッツカールトンにはこれまで宿泊したことがありましたが、「リッツカールトンリザーブ」は初めてでした。
リザーブは、ラグジュアリー路線を強めたもので、より少ない客室でローカル感を味わえるものとなっています。
滞在中は専属のバトラーがつき、いつでもコンタクトが取りやすいようになっていたりと、サービスも超一流でした。
それでは紹介していきたいと思います。
ウブドの渓谷を堪能するWOW体験
ホテルへはGrab(タクシー)でジンバランから向かいました。バリは交通渋滞がひどく、2時間近くかかりました。

道中の渋滞
スーパーラグジュアリーホテルに宿泊するのに、これではなかなか酷です。
しかし、富裕層であればホテルから北へ10分ほど行った場所にヘリポートがあるので、より快適なアクセスも可能だと、スタッフさんが言っていました。
車で走っていると、ウブドのメインロードに「Mandapa」の看板があります。

右手に「Mandapa」の看板
曲がると、こんな狭い道を車で通れるのかと思うような一方通行の路地があり、その先にセキュリティゲートがありました。

セキュリティゲート
ゲートを抜けると急坂があり、その先に車寄せがありました。

ゲートを抜けた先
3人のスタッフさんが出迎えてくれ、フルネームを覚えていてくれました。
まず案内してくれたのはフロントマネジャーの方で、アライバルロビーへと向かうのですが、途中で宿泊者には出会うことなく、独占感を味わいながら歩いていきました。

車寄せからアライバルロビーへと向かう
アライバルロビーへ到着すると、ウブドの渓谷を前面にした超絶景が広がっていました。

アライバルロビー

アライバルロビー先端からの景色
この景色には息を呑みました。こんな体験を今までしたことがありませんでした。
これこそが、ホテル設計にて重要視されるWOW体験なのだと感じました。
写真を撮っていたらこの初めて味わう印象が薄れてしまうと思い、撮るのを止め全身全霊でこの空間を味わいました。
ウェルカムドリンクを頂き、ちょっとしたインストラクションを終えると、バギーで送迎してくれました。

バギーへと向かう
敷地内はかなりの高低差があるので、バギーは必須です。
この最初の送迎は、リゾート内の施設の紹介のため、客室に入る前に全体をバギーで案内してくれました。

高低差があるため急坂が多い
敷地内の通路の作り込みには感動を覚えました。
塀や植栽、道幅などが細やかで南国らしい大胆さも持ちながらデザインされていました。

通路周りの作り込み
アユン川沿いの気持ちの良い道もあったりします。
その際にホテルの敷地は川に沿っているということを知りました。

アユン川に面した通路
川の奥がすぐ崖になっているので、リゾートホテルを作るのに適した立地であることを感じました。
そして、バギーで案内してくれたのが今回の専属バトラーなのですが、まだ20歳とのことでした。しかしとてもプロフェッショナルで、素晴らしい方でした。
リゾートマップのデータも頂いたので載せておきます。

リゾートマップ(バトラーより受領)
絶景のスイートルーム
今回宿泊したのはNo.5のスイート棟にある「Reserve Suite(100㎡)」で、最上階でした。

Reserve Suite(100㎡) ※宿泊したのは反転タイプ【参照】https://www.marriott.com/luxury/explore-luxury-suites/ritz-carlton-reserve-mandapa
建物の前でバギーを降り、バトラーの案内のもとエレベーターで上がり、屋外廊下を通っていきます。

ホテル棟エントランス

エレベーター

客用廊下

客室ドア(外側)
客室ドアを開いた瞬間、これまで感じたことのないエレガントさを感じました。

客室ドアを開いた正面
客室ドア(w970×h2390)は大きく、室内空間も広くて天井が高く、正面にはオブジェ、そしてガラスの室内格子窓がありました。

オブジェと室内格子窓
近寄ってみると花柄に刻まれたガラスで、ディテールにも凝っていました。
リビング・ベッドルーム・バスルーム・廊下は一体空間とすることができ、シックでエレガントなインテリア空間に圧倒されました。

一体化した室内空間
インテリアはマレーシアの事務所、DesignWilkesが手掛けています。
外には広々としたテラス席があり、最上階ということもあり、渓谷の遠くまで眺望の抜ける非常に素晴らしい客室でした。

テラスからの眺め
室内にひとしきり感動した後、リビングのソファに座りチェックインを行いました。
ソファの後ろには空間に大きなインパクトを与える絵画が飾られていました。

リビング
テーブルにはウェルカムスイーツ、フルーツがたくさん用意されていました。
さらにミニバーにあるものはアルコール以外は無料で頂くことができ、これらはターンダウンの際に補充までしてくれました。

ミニバー(写真右)

冷蔵庫の中
リビングとベッドルームの一体空間は広く、贅沢さを感じられますが、テレビの埋め込まれた壁を動かすことで、緩く仕切ることもできます。

可動の壁
そして浴槽がベッドルームの横に存在感を示すように置かれています。
浴槽の側面までデザインされているところに、グレードの高さを感じました。

浴槽
ユニークなことに、その上部にレースカーテンがあり、浴槽を包み込むことでこもり感を演出することができるのです。

浴槽上部のレースカーテン
洗面は2ボウルで、なんと木製でした。思わず触ってみたくなる質感でした。

木製の洗面ボウル
しかも鏡は壁一面に貼られているのに加えて、吊り下げの大きな丸鏡もあり、驚きがたくさんありました。

壁面のミラーと吊下げミラー
洗面の横にはシャワールームとトイレがあります。
シャワー室には腰掛のカウンターも同じ石づくりで設けられていました。

シャワールーム

トイレ
トイレはTOTOの便器で、リモコン付きでした。
壁はエンボス加工のガラスでできているところも、デザインの密度を感じました。

エンボス加工のガラス
クローゼットは正面にバゲージ、両側がハンガー掛けになっています。

クローゼット
この客室の素晴らしいところは、どこにいても特別さが感じられるところです。
それはシックでエレガントな内装、そしてウブドの森を存分に味わえる眺め、それらがどれひとつとして偽りのないものだからだと思っています。

廊下からも伝わるエレガントさ
リゾートに残るライスフィールド
Mandapaの造られる以前、この敷地はライスフィールド(田んぼ)だったそうです。
そのため、リゾートの中央部分に大きく田んぼが残されていました。

リゾートの中央にある田んぼ
米を貯蔵する高床の蔵のようなものもありました。

米を貯蔵する蔵のようなもの
これだけ大きく田んぼがあると、それはリゾートの外なのかと勘違いしてしまいそうですが、田んぼのさらに奥にもヴィラなど建物が並び、そしてアユン川が流れています。
なので、車寄せやロビーのある崖上から川まで、敷地にはかなり奥行きがあります。

奥行きが深いリゾート
このリゾートの奥行きこそが、ウブドの地形を活かした最大の見せ場で、最高の敷地だと思います。

リゾートの航空写真【参照】https://www.asiadreams.com/tranquillity-awaits-at-mandapa-a-ritz-carlton-reserve/
温水と冷水のインフィニティプール
田んぼの手前、敷地の中央部分にはインフィニティプールがあります。
小道を挟んで2つのプールに分かれているのですが、左手が温水で右側が常温で少し冷たかったです。

2つのプール
プールへ行くと、プールベッドに案内してくれ、ココナッツのジュースとカットフルーツを提供してくれました。

頂いたココナッツジュース
左手のプールが渓谷と川ビュー、右手が田んぼビューになっていて、違った眺めを楽しめるのが特徴です。

渓谷ビューのプール

田んぼビューのプール
行った時がローシーズンということもあり、お客さんも少ない中で独占的に楽しめたのはよかったです。
渓谷越しのサンセットを堪能「AMBAR UBUD BAR」

ロビーの横にAMBAR UBUD BARというバーがあります。
アライバルロビーからの眺めがこの上なく素晴らしかったので、バーでも眺めを楽しみながら過ごしたいと思いました。

AMBAT UBUD BAR
夕刻になるとお客さんも増え、眺めの良い席が次々と埋まっていってました。
それでも最前列のカウンターに座ることができ、素敵な時間を過ごすことができました。

カウンター席

サンセットとともにカクテル
接客してくれたのもバトラーと同じく20歳の人でした。
サンセットが終わり、夜になるとジャズの演奏も始まり、ムードはよりよくなっていました。

ジャズ演奏
帰りはバギー送迎で、涼しい夜道を送迎してもらうのは気持ちよかったです。

夜のムードが漂う店内
アユン川を望むオープンエアダイニング「SAWAH TERRACE」
朝食はプールやショップなど、パブリックの集まるエリアの一角にあります。
階段で変化の付けられたアプローチを通り、受付をします。

レストランへのアプローチ
段状に座席が配置されており、川に向かって降りていくようになっています。

段状に広がる席配置
席からの眺めは素晴らしく、敷地とその使い方が上手くマッチしていると感じました。

先端の席からの眺め
レストランはオープンエアであり、風の通りも良く、朝からとても清々しい気持ちになりました。

風の通りがよく気持ち良い
川の音はホワイトノイズのように周囲のお客さんの声をかき消してくれ、リラックスする環境を作り出してくれていました。
朝食はビュッフェ+アラカルトで、特にアラカルトは高級ディナーをいただいているような逸品ばかりでした。

贅沢な朝食

ビュッフェエリア
スタッフさんも専属で付いてくれるので、注文もしやすく、優雅な朝食でした。
オープンエアの個室の作り方「KUBU RESTAURANT」

レストラン外観
ファインダイニングとしてKUBU RESTAURANTがあります。アユン川の真横にあります。

レストランの内観
このレストランの素晴らしいところは、オープンエアの作りを生かして、個室も風が抜けるように設計されている点です。

個室
空間が全て竹でできており、隙間はあるのですが、こもり感もあって、このような個室もありなのだと感じました。

廊下の作り方も屋外的
至高のサービスの揃ったウェルネスエリア
そして、リゾートの最も遠い部分にスパ、サウナ、ジャグジー、ジム、ヨガの揃ったウェルネスエリアがあります。

スパ棟
ライスフィールドの方から歩いてアクセスすると意外にも近道があります。
スパのトリートメント室は分棟形式で、全6室あります。

スパレセプション
そして、サウナ、ジャグジー、ジム、ヨガは誰でも利用することができます。
サウナはドライとスチームの両方があります。

サウナのある更衣室
ジャグジーは温水となっており、ウェルネスプログラムでも使われます。川にも近く、プールとは違った雰囲気を味わえる場所です。

ジャグジー

ジャグジーでウェルネスプログラムを行っている様子

ジャグジーに置かれたフレッシュドリンクなど
ジムとヨガはスパレセプションの上、2階にあります。
ジムは程々の広さながらも、さすがと言わんばかりの内装グレードです。

ジムの内観
ジムが気持ちよく利用できるようデザインされているのは、一流ホテルの証とも言えると思っています。
ランニングマシンのある側とはガラスで仕切られています。

ガラスで仕切られている
ドリンクや軽食もしっかり用意されており、掃除もこまめになされていました。

軽食
ヨガはジムの向かいにあります。
このホテルではジムよりもヨガを利用している人の方が多かったです。
おわりに「ウブドの価値」

以上、Mandapa, a Ritz-Carlton Reserveの紹介でした。
ウブドの他のラグジュアリーホテルもいくつか泊まりましたが、最も高級感があったのはこのホテルでした。
また泊まれるホテルをひとつ選ぶとしたら、このMandapa, a Ritz-Carlton Reserveを選ぶと思います。
リゾートの奥行きと高低差が、ウブドの価値を存分に引き出していました。
非常に満足した滞在でした。

