パリ

建築

既成概念を変える20世紀建築「ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)」

はじめに「パリに吹く新たな風」 ポンピドゥー・センターはフランスのパリにあります。 ジョルジュ・ポンピドゥー元大統領がパリに芸術拠点を作る構想をし、1977年に完成した建物です。 今見ても前衛的に感じられるその外観は、当時は当然のごとく批判の的であったようです。 今でこそパリには現代建築が点々と現われてきていますが、ポンピドゥー・センターは新しい風をパリの街に吹かすものであったに違いないと思います...
建築

フランスの代表的コルビュジェ建築6選

はじめに 2019年1月にコルビュジェ建築を見るためにフランスへ行ってきました。ル・コルビュジェは近代建築の巨匠として「近代建築の五原則」を唱えた人でもあります。近代建築の五原則とは、ピロティ、屋上庭園、自由な平面、自由な立面(ファサード)、水平連続窓です。 それらを設計することによる効果を実際に見学して体験してきました。コルビュジェには個人邸宅から集合住宅、修道院など幅広い設計作品があります。フ...
建築

ヴォイドを使って自然光を届ける「ル・コルビュジェのアパルトマン,アトリエ(Appartement-Atelier de Le Corbusier)」

はじめに フランスのパリにあるル・コルビュジェのアパルトマン,アトリエに行ってきました。ここはコルビュジェの設計したラ・ロッシュ邸と同じく16区にあり、これらは共通チケットで見学することができました。 周囲の一連の建物の中でこのアパルトマンだけモダニズム的であるので外観は分かりやすいです。コルビュジェの集合住宅はユニテ・ダビタシオンが有名ですが、都市計画的で自己完結的なユニテ・ダビタシオンとは異な...
海外

ガラスの膜を纏った幻影的な建築「フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(Foundation Louis Vuitton)」

はじめに「まさにフランク・ゲーリーの形」 フランスのパリにあるフォンダシオン・ルイ・ヴィトンに行ってきました。 パリの16区という西側のエリアにあり、観光でも行きやすい場所にあります。 設計はこの建物形態から想像できると思いますが、アメリカの建築家フランク・ゲーリーです。 2014年に完成した建物で、これぞゲーリーという形です。 屋内では私設美術館としての展示と、ゲーリーが設計したこの建物自体の設...
建築

汎用性を生む”さりげなさ”を設計する「ラ・ロッシュ邸(Maison La Roche)」

はじめに フランスのパリにあるラ・ロッシュ邸に行ってきました。設計はル・コルビュジェと従兄弟であるピエール・ジャンヌレです。ラ・ロッシュ邸は1925年に完成しました。施主のラ・ロッシュは美術品を飾るギャラリーが欲しいということで、そのための部屋が作られています。代表作であるサヴォア邸より前に作られていますが、ここでもコルビュジェの提唱する”近代建築の五原則”を感じることができます。 水平連続窓のあ...
建築

パリの新旧建築巡り《フランス旅》

はじめに 冬に一人旅でフランスに行ってきました。初めてのフランスだったので、見られるだけ沢山の建物を見てきました。 パリでは”ミュージアム・パス”という、数日間特定の美術館等に行き放題の券を購入できたのでお得でした。これは様々な入手方法があるようですが、私の場合は駅構内で買いました。 建物は中世のものから現代のものまで、パリに渦巻く様々な建築様式を見て感じてきました。それらを年代順に紹介していきま...
建築

近代建築の五原則を肌で感じる「サヴォア邸(Villa Savoye)」②

近代建築の五原則を肌で感じる「サヴォア邸(Villa Savoye)」①の続きです。 ディテールの豊富な各居室 浴室 各居室には水平窓やトップライトが設けられていて、光が全体に届くようになっています。特に浴室の上から差し込む光が演出的で、思わず長風呂してしまいそうだなと感じました。 リビング リビングは中庭への大開口があり、シームレスな一体感があります。天井を見ると照明が間接照明になっていて、コル...
建築

近代建築の五原則を肌で感じる「サヴォア邸(Villa Savoye)」①

はじめに「コルビュジェ建築との対面」 サヴォア邸は近代建築の巨匠とされるル・コルビュジェが設計したサヴォア家の週末住宅です。建築に携わる者は必ずや勉強するであろうコルビュジェの建物と建築論ですが、今でこそその素晴らしさは分かるものの、初学者がいきなりコルビュジェの素晴らしさを説かれても分かりにくいのではないかと思っています。 体系づけて考え、そして近代建築に限らず様々な建築体験をしていった蓄積が建...
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