安藤忠雄

まち

休日の上野建築さんぽ|上野駅から鶯谷駅まで歩く

はじめに「朝早く行動を開始してみる」 休日だと朝からだらだらとしがちなので、思い切って早く起きて上野へ行き、散歩をしてみようと思いました。実は上野は名建築が集中しているので、建築的にホットスポットでもあるのです。 ※この記事は散歩と言いつつも、建築的な内容が多めで書いていきます。 取り上げるのは有名な場所だらけですが、今まで知らなかった側面などをこの記事を通して知ってもらえたら嬉しいです。 まずは...
参考書・本

建築の初学者におすすめしたい本5選|よみやすさ重視で選定

はじめに「建築を学ぶとっかかりを作る」 これまで数々の建築の本を読んできました。 実務のものから読み物としてのものまで、面白いものもあれば、数ページ読んで本を閉じたものもあります。 私が建築の面白さに気づいたのは、本を読んで設計者のこんな考え方があるのか、こんな見方なんだと知ったときでした。 実際に実務で設計をしている今感じるのは、「実物として建築を見てきているというのはもちろん、本も読んできてい...
建築

頭だけしか見えないという有り難みと好奇心のくすぐり「真駒内滝野霊園・頭大仏」

はじめに「真駒内駅よりバスにて向かう」 春先に札幌にある、真駒内滝野霊園へ行ってきました。ここには建築家・安藤忠雄さんの設計した頭大仏があるのです。写真で見たときの異質感が大きかったので、実際に目で見て確かめたかったのもあります。 札幌市内から向かったのですが、地下鉄の真駒内駅で降り、そこからバスに乗って真駒内滝野霊園の停留所で降りました。平日の朝9時という早い時間であったこともあり、自分を含め数...
建築

影響を受けた国内建築8選

はじめに「建物を8つに厳選」 これまで国内外の建物を多く見てきましたので、一旦まとめて捉えてみようと思い立ちました。 自分にとって影響を受けたものはどの建物であったか、記憶を遡りながら考えてみました。 今回は国内を対象に、自分に良い影響を与えてくれた、そして人におすすめしたいものとして厳選された8つの建物を挙げました。 それらは見てからある程度時間が経過しているものの中から選びました。 というのも...
建築

考えること、歩くこと、建築と哲学「西田幾多郎記念哲学館」

はじめに 2019年4月に石川県に行ってきました。 西田幾多郎記念哲学館はかほく市にあり、金沢市の北側に位置します。設計は安藤忠雄さんです。 金沢周辺を1日に色々な建物を見て回ろうと計画していたため、金沢駅でレンタサイクルをし、かほく市の方まで行ってみました。 結果として1日に50km以上自転車を漕ぐことになったのですが、安藤建築はたどり着いた時の達成感を一際演出してくれます。 西田幾多郎(187...
建築

さんかくの建物に沿った展示空間「坂の上の雲ミュージアム」

はじめに「建築家・安藤忠雄の設計」 愛媛県松山市にある坂の上の雲ミュージアムを紹介します。設計は安藤忠雄さんです。三角形のエッジの効いたガラス張りの外観と建物内外を回るスロープが特徴的な建物です。 大阪には「坂の上の雲」の作者、司馬遼太郎さんの記念館があり、その設計を安藤さんが担当したことがきっかけでこのミュージアムの設計も決まったようです。 司馬遼太郎記念館が曲面の外壁で受動的に周辺環境を取り込...
建築

長いアプローチを楽しむ「狭山池博物館」

はじめに「狭山池は日本最古のため池」 狭山池博物館は大阪府の大阪狭山市にあります。わざわざ”大阪”と付いているのは埼玉県狭山市と区別するためなのでしょうか。 検索したら同じ疑問を抱いている人はすでにいましたが、正確なところは分かりません。 池という風景に対しての建築 敷地は日本最古のため池である狭山池に近接しています。設計は安藤忠雄さんです。 建物のボリュームは池や堤防、そして植樹された木々の自然...
建築

池の下にあるお寺「本福寺水御堂」

本福寺水御堂は、兵庫県の淡路島にあります。設計は建築家、安藤忠雄さんです。 この建物は建築プログラム、それがどういう建築でどう作るのかということがよく考えられ解答されているものだと思っています。 このお寺を作る時に求められたのは、近年の参拝者離れをどう解決するか、この寺に来たくなるような何かが必要で、その一つはこのひんやりとして静まっていて世俗とは切り離された空間を作ることでした。 あとはそこに至...
建築

兵庫で巡る安藤忠雄建築6つ《関西旅》

はじめに「兵庫は安藤建築の宝庫」 兵庫には安藤忠雄さんの建築作品が多数あります。そして安藤さんの作品の中でも、様々な種類の建物を見ることができます。 これから紹介するのは、全て私が実際に行ったことのある建物でどれも必見です。それでは紹介していきます。 兵庫県立美術館 兵庫県立美術館は2002年に開館しました。建物の四面がそれぞれ違った顔を見せているところが見応えあります。 基本的に建築は接道のある...
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