隈研吾

まち

建築士が「どこかにビューーン」で長岡へ

はじめに「長岡にビューーン」 新潟県長岡市に行ってきました。 建築をやっている人ですと、長岡と言えば隈研吾さんが設計したアオーレ長岡がまず浮かぶのではないでしょうか。 以前長岡に行ったことはあったのですが、なぜまた行ったのかと言いますと、たまたま行き先がそこに決定されたからです。 JR東日本の企画する「どこかにビューーン!」によって長岡に決まったのです。 これは行き先候補が4つ提示されて、その後1...
建築

素材が作る空間と価値「TOYAMAキラリ」

はじめに 2019年4月に富山県に行ってきました。 4月の初めとはいえ雪が降ってきたときにはさすが北陸地方だなと実感させられました。 富山駅から徒歩20分ほど南下し、富山城の先にTOYAMAキラリはあります。 隈研吾さんが設計した複合施設で、中には美術館・図書館・銀行・カフェなどが入っています。 富山のエレメントが現れる外壁 雪が降り視界に寒々としたベールのかかった日ではありましたが、TOYAMA...
建築

光を受けるガラスパネルのファサード「FRAC(FOND Regional D’ Art Comtemporain)」

はじめに フランスのマルセイユにあるFRAC(FOND Regional D’ Art Comtemporain)に行ってきました。FRACは現代アートを展示する美術館で、建築家・隈研吾さんが設計し2013年に完成しました。 隈さんの作品は日本各地で見ることができますが、このFRACは隈さんの特徴が全面に現れています。素材は異なれど分割されたパネルが角度を付けて取り付けられるというのは、国内では例...
建築

南仏の街マルセイユで見る現代建築4つ《フランス旅》

はじめに「初めてマルセイユという街を体験」 フランスの街マルセイユには、近代建築の巨匠であるル・コルビュジェの設計した、ユニテ・ダビタシオンを見ることを第一の目的にして行きました。 せっかくなのでほかの建物も見てみようと調べてみると、意外にも現代建築も結構ありました。 もちろん歴史のあるカテドラルや街並みを見ることも楽しいですが、その文脈の中で立つ現代建築を見ることも楽しいです。 それではマルセイ...
建築

台北の建物探訪11選《台湾旅》

はじめに 2018年に始めて台湾に行きました。 日本と文化が違えば、人の行動も考え方も変わり、当然建築に対する考え方、そして現れ方も違ってくるはずです。そんな視点から街を、そして建物を観察してきました。 “台北”は台湾の中枢都市であり、台中や高雄といった台湾の他の都市よりも様々な密度が高いです。その台北にある建物を紹介します。(個人的なお気に入りは高雄なのですが...) ✔︎あわせて読みたい ・台...
建築

台湾では稀なヒノキの和空間「Whitestone Gallery」

はじめに 台湾の隈研吾建築としては花蓮県にあるコンテナのスターバックスが有名ですが、台北の西湖駅近くにあるこの「Whitestone Gallery」のインテリアも隈さんが手掛けています。 実は2018/11/3~12/30の間に台中で隈研吾展が開かれていたのですが、こちらの方は都合がつかず逃してしまい残念でした。 しかしそれはマテリアルに焦点を当てた建築展のようで、以前に東京駅のギャラリーで開催...
建築

建築と都市の再考《福岡建築》

はじめに 福岡に建築を見る旅に行ってきました。個性的なものばかりで見るのが楽しかったのですが、同時に建築の存在する”都市”の方にも目が向く機会にもなりました。それでは紹介していきます。 九州芸文館(設計:隈研吾) 九州芸文館は福岡県南部に位置する筑後船小屋駅を降りると一目散に目に入る施設です。というのも、公園の広大で水平ラインの際立つ場所に建っているから当然でもあります。 屋根と壁が折られていて、...
スポンサーリンク