はじめに「活力あふれる自然を感じられる緑島」
台湾の緑島に行ってきました。
緑島に行く直前まで、台湾に緑島という島があることを知らなかったのですが、そこは活力あふれる自然が心を解放してくれ、とても優雅な時間を過ごすことができるいい場所でした。
イルカの見られるフェリーで緑島へ
緑島は台東から東に33kmほど行ったところにあります。
島の面積は16.2㎢ほどで、約3,300人が住んでいます。
緑島には、台東の富岡漁港という港からフェリーで50分くらいで行くことができます。
富岡漁港へは臺東轉運站からバスで向かい、チケットセンターで当日券を買いました。
ネットでもチケットの予約ができるそうなのですが、ホテルのスタッフさんに聞いてもやり方がよく分からず、直接現地に行ってみた結果、予約が無くても買うことができました。
また行ったのがちょうど夏休みの時期だったらしく、多くの観光客がいて250席あるフェリーも満席でした。
フェリー内には日本人は見当たらなく、ほぼ台湾人だと思われました。
船酔いを覚悟していましたが、天気が良く波も穏やかだったので、フェリーは少し酔った程度で済みました。
そして運が良かったのか、イルカの群れに遭遇し、シャチも窓から見ることができました。
自転車で島を一周することに
緑島の綠島南寮漁港に到着すると、原付を貸し出す業者がたくさん待ち構えており、原付が山ほど置かれていました。
事前に調べていた内容ですと、国際免許がなくとも原付を借りられてしまうということだったのですが、そこら辺は最近厳しくなったのか免許なしには貸してはくれませんでした。
他に借りられるものはあるかと聞くと自転車なら貸せるということで、もちろん電動アシスト付だろうと思ったのですが、普通のママチャリでした。
そうして完全アナログな自転車での島巡りが始まりました。
結果として1周18kmある島を1.5周することになったのですが、それはそれでトライアスロンのようでいい体験でした。
道中では緑島の持つ素晴らしい景色にたくさん出会えました。
また、素潜りも体験でき、大小様々な魚や貝を間近に見ることができました。
緑島の様々な場所
緑島は面積16.2㎢ほどの小さな島ですが、贅沢な景色から個性的な建物まで見どころはたくさんあります。
緑島で訪れた場所を紹介したいと思います。
綠島機場
緑島には空港もあります。台東の空港である”臺東機場”から小型飛行機で行くこともできるようです。
柴口岸(Chaikuo Waterfront)
柴口岸は緑島での滞在中に宿泊したホテルです。1泊6,000円程度で安く泊まることができました。
シャワーやトイレ、洗面は共用でしたが、寝室は個室になっています。
屋上テラスに出たり、洗濯物を外に干したりと、島らしい体験ができるホテルです。
柴口浮潛區
柴口浮潛區は先述のホテルの目の前にある遊歩道です。海に向けて緩やかに道が続いています。
海にはゴツゴツした岩が多いのですが、これは緑島の特徴だと思います。白浜は部分的にしかありませんでした。
しかし岩が多いと魚や貝も多く生息しています。そのためここではシュノーケリングをしている人たちがいました。
また、遊歩道を進み振り返った時の山の景色も素晴らしかったです。
小長城
自転車で坂道を登ってへとへとしていると小山の上に休憩所が見えました。
ここは小長城と言い、その小屋に向かって道が整備されています。
小屋は2つあり、涼しい風が吹いてくるため、疲れを癒すために休憩しました。
木々や岩、透き通った海を眼下に見下ろすことができ、何事にも変え難い時間を過ごしました。
朝日温泉
緑島で一番有名だと思われるのがこの朝日温泉です。
朝日温泉は世界でも非常に珍しい海底温泉です。海底温泉というのは、その名の通り海底から温泉が沸いているのです。
建物のすぐ横には登れる崖があり、そこからは朝日温泉の全貌を見ることができます。
露天風呂と海に向かって遊歩道が整備されているのですが、遊歩道の方は工事のためか出ることができませんでした。
朝日温泉の近くにはヤギやリスもいました。
崖の上には美術作品もあり、そこには日本の菅野麻衣子さんの作品がありました。
どこかで同じ名前を見た記憶があり辿ってみると、以前に行った高雄の芸術展示でも菅野さんの作品があったことを思い出しました。
富富廚房(fufukitchen)
富富廚房は緑島でのディナーをどうしようかと探していた時に見つけたレストランです。
ビールは全てクラフトビールになっていて、色々飲んでみましたが全て美味しかったです。
台湾料理ではなくイタリアンが中心なのですが、料理も美味しかったです。
台湾は基本的にそうなのですが、店員さんの接客がとても優しく、英語での対応も完璧で、日本語も少し話してくれました。
次に緑島に行ってもまた訪れたいレストランです。
綠島好樂早餐吧
朝食は、綠島好樂早餐吧という朝食屋さんでテイクアウトして食べました。
台湾には”朝食屋さん”がたくさんあります。ここは人気のお店らしく混み合っていました。
英語のメニューもあり、英語を話せる店員さんもいて、優しく対応してくれました。
おわりに「多くの人にお勧めしたい緑島」
以上、緑島の紹介でした。
台湾に旅行に行ったとしても、台東エリアならまだしも緑島にはなかなか行かないと思います。しかし、とてもお勧めしたい場所です。
台湾には緑島以外にも小さな島はまだまだあるので、そちらもいずれ行ってみたいと思います。
このブログは、普段は建築ブログとして建築的な内容が多めですが、今回は緑島での観光を中心に書いていきたいと思います。