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沖縄的な空間の在り方を考える「今帰仁村中央公民館」

はじめに 今帰仁村中央公民館は沖縄の今帰仁村にあります。 今帰仁村は名護市の北側、本部町の西側にありますが、今回は本部町の瀬底島に泊まり、建築を巡ってみました。 といっても見たいものはこの今帰仁村中央公民館と名護市庁舎です。 これらはどちらも象設計集団とアトリエ・モビルによる設計で沖縄らしさが詰まった建物です。 そして瀬底島から出発してサイクリングで行ってみたものの、山間のアップダウンのある道を1...
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自然に近い抽象さが作り出す風景「沖縄平和祈念公園」

はじめに 沖縄本島の南側の糸満市にある平和祈念公園へ行ってきました。 この公園は第二次世界大戦の沖縄戦終焉の地としての記憶を残す場、その後の平和を祈念する場として作られました。 公園内に設けられた資料館や塔、礎、墓苑などはそこに訪れる人々に沖縄戦を想像させるものとなっています。 沖縄の海に開けたロケーションは未来に向けた強い意志が感じられ、また全てを受け入れてくれる海は一人の願いも逃すまいといつま...
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建築と沖縄風土との融合「名護市庁舎」

はじめに 名護市庁舎は沖縄の名護市にあります。1981年に完成した建物で、設計は象設計集団とアトリエ・モビルです。 沖縄の名建築の一つとしてこの名護市庁舎は挙げられますが、沖縄という地域性を含み、その時代を感じられるこの建物は希少価値の高いものになっています。 那覇市から離れた名護市は少々辺鄙ですが、それもまたローカルさが残されているということになるのだと思います。それでは紹介していきます。 あわ...
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建物に刻まれた記憶を知る「佐喜真美術館」

はじめに 佐喜眞美術館は沖縄の宜野湾市にあります。宜野湾市といえば米軍の普天間基地がある場所ですが、この美術館は普天間基地に隣接しています。 設計は沖縄の建築家、真喜志好一さんで、沖縄にある他の作品ではシュガーホールや沖縄キリスト教短期大学が有名です。 ※沖縄は電車が那覇市内のモノレールしかないため、観光客の移動は車が最適だと思います。しかしそれなら風土を感じてみようとレンタサイクルをし、那覇から...
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光を受けるガラスパネルのファサード「FRAC(FOND Regional D’ Art Comtemporain)」

はじめに フランスのマルセイユにあるFRAC(FOND Regional D’ Art Comtemporain)に行ってきました。FRACは現代アートを展示する美術館で、建築家・隈研吾さんが設計し2013年に完成しました。 隈さんの作品は日本各地で見ることができますが、このFRACは隈さんの特徴が全面に現れています。素材は異なれど分割されたパネルが角度を付けて取り付けられるというのは、国内では例...
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純化されたモダニズムのかたち 「バルセロナ・パビリオン(Pavelló alemany)」

はじめに「元は万博施設、現在は見学施設」 スペインのバルセロナにあるバルセロナ・パビリオンに行ってきました。近代建築の巨匠であるミース・ファン・デル・ローエが設計した建物で、1929年に完成しましたが、現在見られるのは1986年に復元された姿です。 1929年のバルセロナ万国博覧会でドイツ館として設計され、そこはスペイン国王を迎えるための施設であったようです。現在は純粋な見学施設となっており、有料...
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既成概念を変える20世紀建築「ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)」

はじめに「パリに吹く新たな風」 ポンピドゥー・センターはフランスのパリにあります。 ジョルジュ・ポンピドゥー元大統領がパリに芸術拠点を作る構想をし、1977年に完成した建物です。 今見ても前衛的に感じられるその外観は、当時は当然のごとく批判の的であったようです。 今でこそパリには現代建築が点々と現われてきていますが、ポンピドゥー・センターは新しい風をパリの街に吹かすものであったに違いないと思います...
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人間を健康にするガウディの集合住宅「カサ・ミラ(Casa Milà)」

はじめに 2019年1月にバルセロナに行ってきました。 バルセロナといえば世界遺産に登録されているアントニ・ガウディの作品がたくさんある場所です。その中の一つ、カサ・ミラを紹介したいと思います。 カサ・ミラは実業家のペレ・ミラ夫婦のための邸宅で、カサ(Casa)とはスペイン語で「家」という意味です。外観は周囲の建物とフロアや建物の高さが揃いながらも曲線が固有のリズムを作り出しています。 その外観に...
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フランスの代表的コルビュジェ建築6選

はじめに 2019年1月にコルビュジェ建築を見るためにフランスへ行ってきました。ル・コルビュジェは近代建築の巨匠として「近代建築の五原則」を唱えた人でもあります。近代建築の五原則とは、ピロティ、屋上庭園、自由な平面、自由な立面(ファサード)、水平連続窓です。 それらを設計することによる効果を実際に見学して体験してきました。コルビュジェには個人邸宅から集合住宅、修道院など幅広い設計作品があります。フ...
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ヴォイドを使って自然光を届ける「ル・コルビュジェのアパルトマン,アトリエ(Appartement-Atelier de Le Corbusier)」

はじめに フランスのパリにあるル・コルビュジェのアパルトマン,アトリエに行ってきました。ここはコルビュジェの設計したラ・ロッシュ邸と同じく16区にあり、これらは共通チケットで見学することができました。 周囲の一連の建物の中でこのアパルトマンだけモダニズム的であるので外観は分かりやすいです。コルビュジェの集合住宅はユニテ・ダビタシオンが有名ですが、都市計画的で自己完結的なユニテ・ダビタシオンとは異な...
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