最上級のデザインが施されたラグジュアリーホテル|コンラッド大阪

ホテル

はじめに「大阪のラグジュアリーホテル激戦区」

コンラッド大阪に宿泊してきました。

大阪の中之島にあるツインタワー 、中之島フェスティバルタワーに入るホテルで、コンラッド大阪は3340階に入居しています

2017年にオープンしたホテルですが、宿泊してみたいと思いながらも高額でこれまでは泊まれませんでした。

今回は待望の宿泊だったので、とても楽しみにしていました。結果として、建築的にも面白く見応えのあるホテルでした。

コンラッドはヒルトンのブランドの一つになりますが、梅田には2025年にウォルドーフ・アストリアもオープンする予定です。すぐ近くにはフォーシーズンズもオープンしますし、コンラッド周辺は益々ホテル熱が加速していくエリアになっています。

※この記事では宿泊者としてだけではなく、建築士としての視点も加えながら書いていきたいと思います。
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ウェルカムサプライズの演出

コンラッド大阪は中之島エリアにあり、様々な方法でアクセスが可能ですが、今回は淀屋橋駅から徒歩で向かうことにしました。

ホテルの入るフェスティバルタワーは超高層のツインタワーなので、遠くからでも目立ちます。

1階のピロティ部分にコンラッド専用の入口があります。

コンラッド大阪の入口

専用のエレベーターまでは長い廊下を通ります。ここが期待感を一層高めてくれました。

エレベーターまでの長い廊下

そして専用エレベータに乗り、ロビー階である40階に向かいました。

エレベーターの扉が開くと思わず声を上げてしまうような大パノラマが広がっていました。

ELV前の大パノラマ

目の前は全面ガラス張りで、さらには3840階までの大吹抜なので、景色の良さをより際立てているように感じました。

これは非常に良い設計だなと思いました。これまで様々な高級ホテルを見てきましたが、その中でもトップクラスで上手い空間構成でした。

その大吹抜にはコンラッド大阪の象徴とも言える螺旋階段があります。象徴となるだけに、結婚式でも使われています。

吹抜にある螺旋階段

螺旋階段はただ同じ角度で円を描いている訳ではなく、リズムを生み出すように3層分の渦を巻いています。

思わず昇り降りして見たくなる、傑作の階段だと思います。

夜の螺旋階段

チェックインは大きなエントランスロビーで行いました。

右手にチェックインカウンター、奥にレストラン

奥にレストランがあるので、レストランを利用するお客さんの動線と重なってはいるのですが、ゆとりのある空間なのでそこまで混雑せず、スムーズにチェックインできました。

別空間が広がる客室フロア

チェックインを済まし、客室へ向かうエレベーターに乗ります。ロビーが最上階なので、客室へはエレベーターで下へ向かうことになります。

今回宿泊したのは34階のフロアでしたが、エレベータホールはまた別世界のような仄暗い雰囲気でした。

客室フロアのエレベーターホール

廊下を進むと客室が並んでいます。玄関前の袖壁は真っ赤な壁になっており、ずらりと並ぶと存在感があり目を惹きます。

客室フロアの廊下

この差し色の使い方は上手いなと思いました。

また、廊下は天井の照明により、床がライン状に照らされています。廊下の長さがより際立つように考えられていました。

照明が廊下の長さを強調している

「ゆとり」のあるラグジュアリーな客室

客室に入ります。入った正面にはまず壁が「ドン」とあります。

そこには赤い壁とアートが飾られています。

玄関の赤い壁とアート

その壁に沿って廊下を進むとその先に寝室があります。この仕掛けが私はすごく好きでした。

寝室

狭い・広いの対比や密度感の作り方、期待感の作り方が上手いと思いました。

※一般的には玄関を開けると目の先にベッドが見えるという場合が多いです。今回は入ったところをまず壁で受け止めて、廊下を歩かせて部屋を見せるという2段構えでした。

さらには客室の間取りも素晴らしいです。

洗面と浴室という水回りは寝室と一体的に使えるように引き戸になっています。

水回りの引戸をしめた様子

水回りの引戸を少し開けた様子

ガラス張りの浴室にはお椀のような丸い浴槽があります。それ自体がアートとも言え、非日常的な空間に馴染みます。

お椀のような浴槽

トイレはというと、先ほどの玄関の右手側にあります。つまり寝室とは一番離れた位置にあり、プライバシーに配慮された設計でした。

玄関横にあるトイレ

トイレの中

そして2017年オープンのホテルですが、インテリアの古さを感じることがなくよかったです。

※インテリアデザインの流行り廃りは激しいので、オープンから5.6年でも古く見えることはよくあります。

インテリアに古さを感じなかったのは、ちょっとしたアイデアが散りばめられているからなのだと感じました。

まずは「赤」という差し色が使われていることです。

玄関前から始まり、浴室、ベッド上のアート、ミニバーの小物、引き出しの中などに赤が散りばめられています。

その個性的な色使いが、デザインの古さを感じさせなかったのだと思います。

浴槽に使われる「赤」

ミニバーに使われる「赤」

引出しの中に使われる「赤」

そして次にロングカウンターと丸テーブルです。

ロングカウンターと丸テーブル

それらが重なるように配置され、カウンターには化粧鏡が仕込まれていたり、テーブルには可動式のデスクライトがついていたりと、便利な機能を備えているのです。

カウンターに仕込まれた化粧鏡

さすが一流ホテル、と言えるデザインの良さがありました。

照明により演出されたプール

39階にはフィットネスエリアがあります。ジム、プール、大浴場、スパがありますが、先に受付をする必要があります。

受付の空間はリラックスするような柔らかさのあるデザインで心が落ち着きました。

フィットネスエリアの受付

スタッフさんにまずはプールを利用することを伝え、案内してもらいました。

プールまでは細い廊下を通って行きます。床の両脇には玉砂利が敷かれていたのですが、屋外のようなアクティブな印象が、フィットネスエリアという性質と合致していて、このデザインも上手いなと思いました。

両側に玉砂利の敷かれた廊下

そして案内された更衣室で着替えます。更衣室は清潔感があり、高級感もありました。

ロッカーはよく高級ホテルで見かけるデジタルの暗証番号式なのですが、よく周りを見ると会員専用のロッカーもあるようでした。

プールに入ってみると、他にお客さんが誰もいませんでした。

誰もいないため写真も撮って構わないということだったので、建築の勉強のために沢山撮らせてもらいました。

貸切状態のプール

プールからはツインタワーの相方が見える

長さ20m3レーン程度のプールで、そこまで大きくはないのですが、貸切状態で使えたので気持ちよく泳ぐことができました。

スイムキャップの着用がマストのプールだったので、その分使う敷居が高くなっており、きちんと泳ぎたいという人におすすめです。

パーソナルな雰囲気のジム

ジムは男性の更衣室側にあります。

内装デザインは華美なことはせず、至ってシンプルに仕上げています。

39階にあるため眺めは良く、清々しい気持ちで運動することができました。

眺望の良いジム

よかったのは、軽食が置かれていたところです。運動前後のためのバナナやリンゴ、ナッツなどが置かれていました。もちろん、ミネラルウォーターも置かれています。

軽食が置かれている

高級ホテルのジムは結構穴場です。貸切状態で使えることが多く、今回も他の利用者は誰もいませんでした。

ウェアやシューズなどは有料ではありましたが、一式借りることができました。

超高層の利点を生かした開放的なレストラン

朝食はホテル内のレストランで食べました。

ビュッフェ形式で窓際に席が並び、天井も高いので、開放的な気持ちで朝食を楽しむことができました。

インテリアは色々な要素が混ざり合いながらもそれらが豪華さを出していて、上手いデザインだなと思いました。

様々な要素の混ざるインテリアデザイン

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おわりに「ワクワクするホテル」

以上、コンラッド大阪の紹介でした。

最上階ラウンジのワクワク感や、客室の居心地の良さは別格でした。

写真では伝わらない感動がきっとあるので、ぜひ行ってみることをお勧めします。

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