建築

建築

香港の建築編《香港・マカオ旅①》

はじめに 香港にある建築を紹介します。香港は高層・超高層の建物が狭い地域に集っていたり、躯体がぼろぼろになった建物が立ち並ぶエリアがあったり、その差が大きいです。 名建築家の設計した建物も多くあり、観光は充実したものでした。意外と英語が通じなかったりするのは行ってみて実感したことでした。それでは紹介していきます。 あわせて読みたい マカオの建築編《香港・マカオ旅②》←マカオの建築に関する記事はこち...
建築

世田谷で巡る《前川國男建築》

はじめに 世田谷にある前川國男さんの設計した建物を見学してきました。行った場所は以下の通りです。 ・世田谷区郷土資料館(1964年完成。新館は1987年) ・世田谷区民会館(1959年完成) ・世田谷区役所第二庁舎(1969年完成) それでは紹介していきます。 世田谷区郷土資料館 世田谷区郷土資料館(1964年)です。 外壁の縦にリブのついたプレキャスト板は類似するものをあまり見たことがないように...
建築

立体的な楽しさの高揚「東京都美術館」

はじめに『公園は多様なアクティビティを内在させる』 東京都美術館は上野恩賜公園にあります。この公園一帯はなかなかに都市文化の密度が高い場所だと思います。休日だろうと平日だろうと人が集まってくる場所というのは素敵です。 様々に利用できるため、小さな野外コンサートを開いていたり、保育園の園児たちが集まって遊んでいたりしていて、公園というのは人間活動になくてはならない場所だなとつくづく気付かされます。余...
建築

展示をスキップフロアで繋ぐ「東洋館」

はじめに『モダニズム×寝殿造』 上野の東京国立博物館の一つとして「東洋館」があります。設計は谷口吉郎さん(1904-1979)です。 ここでは日本の寝殿造りの意匠をモダニズムの中に取り込んでいます。谷口さんは日本建築も設計をする人で、ディテールと空間の繋ぎ方が上手いです。 寝殿造りのディテール 東洋館は外部に現れる小梁や濡れ縁(簀子)、角の落とされた柱が寝殿造りを思わせます。 濡れ縁は休憩スペース...
建築

公園との接続を考える「世田谷美術館」

はじめに『世田谷の緑豊かな街並』 世田谷の街並みには緑が多いように感じられます。特に個人邸宅での樹木の割合が多いです。歩いていたら住宅の間に15mくらいの背丈の木があったりして驚きました。 そしてそこで発見したのが、その樹木という緩衝領域に向けた窓が透明ガラスで、かつカーテンも閉められていない住宅があったことです。 木のおかげで、通常気にする隣人へのプライバシーが緩和されるというとても理想的な形で...
建築

都市の軸線を考える「平成知新館」

はじめに 平成知新館は京都国立博物館の敷地内にあります。設計は谷口吉生さんです。 設計のPoint ・碁盤の目を踏襲した場所の軸線 ・水平横長のルーバー ・ライムストーンの壁 ・吹き抜けのホワイエ 敷地について 博物館全体のエントランスは南側にある三十三間堂からの南北の軸線上にあります。その延長線上に横に長い「平成知新館」が直交するように構えているので、縦と横の方向性がかなり強調されています。 ち...
建築

日本風情の再構築「虎屋菓寮 京都一条店」

はじめに「建築空間を味わいに行く」 虎屋菓寮 京都一条店の設計は内藤廣さんです。オープンしたばかりの「とらや赤坂店」に行った数日後にこの京都一条店に行きました。 【建築のポイント】 ・敷地を路地とつなぎネットワーク化する ・南北の開口により視線を通す ・構造材としての木製ルーバー(合理的なデザイン) 路地のネットワーク 場所は京都御所の西側にあり、敷地内は日本庭園的な作りになっています。周囲に開け...
建築

池の下にあるお寺「本福寺水御堂」

本福寺水御堂は、兵庫県の淡路島にあります。設計は建築家、安藤忠雄さんです。 この建物は建築プログラム、それがどういう建築でどう作るのかということがよく考えられ解答されているものだと思っています。 このお寺を作る時に求められたのは、近年の参拝者離れをどう解決するか、この寺に来たくなるような何かが必要で、その一つはこのひんやりとして静まっていて世俗とは切り離された空間を作ることでした。 あとはそこに至...
建築

童心に帰れる場所「ちひろ美術館・東京」

住宅街に現れる赤い建物群 東京のちひろ美術館は練馬区にあります。長野県安曇野市のちひろ美術館と同様に、設計は内藤廣さんです。 建物は分棟配置されていて、一つ一つが周囲の住宅地のスケールと合っていますが、赤色に塗装されたステンレス鋼板の外観は結構目立ちます。 隣のマンションも同じような色合いだったのは偶然なのか意図されたものなのかは分かりませんが、その連続性が色とは区切りのことだということを再認識さ...
建築

なまこ壁の折衷意匠「大和文華館」

大和文華館の設計は吉田五十八さんです。敷地は奈良にある蛙股池(かつらまたいけ)というため池に面して建っています。 蛙股池は日本最古のため池と呼ばれているそうなのですが、行った時は干潟のようになっていて水は所々しか張られていませんでした。もしかしたら平成30年7月豪雨の影響があるのかもしれないと思いました。 外壁は日本の伝統のなまこ壁です。その網状の材料は平瓦に漆喰が塗られたものとなっています。 そ...
スポンサーリンク